※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
女子ワールドカップ最終日は5月27日、東京・代々木競技場第2体育館で行われ、決勝へ進んだ日本はロシアを5-2で下し、6年ぶり6度目の優勝を遂げた(右写真)。
しかし、55kg級の吉田沙保里(ALSOK)は、昨年の世界選手権59kg級9位のバレリア・ジョロボワに1-2(2-1,0-2,0-3)に不覚を喫し、2008年1月のワールドカップ(中国・太原)以来の黒星。そのあと続いていた連勝記録が「58」で途切れた。吉田が日本で負けたのは2001年12月の全日本選手権準決勝で山本聖子に敗れて以来、10年5ヶ月ぶり。
72kg級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)も昨年の世界ジュニア選手権優勝のナタリア・ボロベアにフォール負けし、ほろ苦い優勝となった。
48kg級の小原日登美(自衛隊)、51kg級の宮原優(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)、63kg級の伊調馨(ALSOK)は4戦全勝をマークした。
3位決定戦は中国がカナダを5-2で下した。5位はウクライナで、以下、モンゴル、米国、アゼルバイジャンの順。、
各試合結果は下記の通り。
A組 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | ファイナル | 勝敗表 |
B組 |
◎決勝 日本○[5-2]●ロシア
51kg級: 宮原優(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)○[2-0(6-2,3-2)]●アリョーナ・アダシンスカヤ
59kg級: 齊藤貴子(自衛隊)○[2-0(1L-1,2-0)]●エテカリナ・メルニコワ
67kg級: 土性沙羅(愛知・至学館高)○[フォール、2P0:58(3-1,F4-0)]●ユリア・プロンツェビッチ
48kg級: 小原日登美(自衛隊)○[フォール、3P0:32(1-1L,3-0,F3-0)]●リュウボフ・サルニコワ
55kg級: 吉田沙保里(ALSOK)●[1-2(2-1,0-2,0-3)]○ワレリア・ジョロボア
63kg級: 伊調馨(ALSOK)○[2-0(1-0,1-0)]●リュウボフ・ボロソワ
72kg級: 浜口京子(ジャパンビバレッジ)●[フォール、1P1:10(F0-7)]○ナタリア・ボロベワ
◎ファイナル
決 勝 日 本○[5-2]●ロシア
3位決定戦 中 国○[5-2]●カナダ
5・6位決定戦 ウクライナ○[5-2]●モンゴル
7・8位決定戦 米 国○[5-2]●アゼルバイジャン