※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
地元の五輪を制した72kg級の王嬌
その後の世界選手権でも、少数精鋭で出場して金メダルを量産。出場選手が少ないため国別対抗得点で上位入賞はならなくとも、金メダルの数で日本を上回ったこともある。48kg級の鐘秀娥、75kg級の劉東風は世界を5度制した。
2000年五輪の招致に失敗し、一時は勢いが止まったが、2000年ごろから再び復活。2001年世界選手権で63kg級の孟麗麗が優勝。2004年アテネ五輪では72kg級で王旭が勝った。
その後も世界チャンピオンやアジア・チャンピオンを輩出し、2008年北京五輪では72kg級で王嬌が優勝、55kg級で許莉が銀メダルを取った。
ワールドカップでは2007年から5年連続で優勝を継続中だが、ロンドン五輪は55kg級で出場枠獲得を逃した。北京五輪までの勢いがあるか。
【エントリー選手】
48kg級: Li Hui(李絵)=2012年アジア選手権優勝
51kg級: Zhao Shasha(趙沙沙)=2011年アジア選手権優勝
55kg級: Yang Chen(楊晨)=2011年アジア選手権2位
59kg級: Li Hui(李会)=2011年W杯出場
63kg級: Jing Ruixue(景瑞雪)=2011年世界選手権3位
67kg級: Xu Haiyan(許海燕)=2012年アジア選手権63kg級優勝
72kg級: Wang Jiao(王嬌)=2008年北京五輪優勝
![]() 67kg級で2度世界一になったことのある現在63kg級の景瑞雪 |
![]() 伊調馨を破ったこともある67kg級の許海燕 |