2012.05.22

【5・26~27女子W杯】出場国紹介(5)…ロシア

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

昨年の世界選手権72kg級銀メダルのブキナ

 1990年代に入ってから女子レスリングに取り組み、1991年に東京で行われた世界選手権にソ連が初めて参加した。その後、ロシアとして世界選手権に出場。1995年にモスクワで行われた世界選手権で53kg級のサネイト・ガナチュエバが優勝し、国別対抗得点でも初優勝。1996年も50kg級でオルガ・スミルノバが優勝した。

 その後、世界チャンピオはなかなか生まれなかったが、1998年に国別対抗得点で2度目の優勝を飾るなど世界のトップレベルをキープ。2002年世界選手権の59kg級でアレナ・カルタショバが優勝。翌年の世界選手権でも銀2・銅2を取った。

 2004年アテネ五輪では72kg級のグゼル・マニュロバが銀メダル。2008年北京五輪でも63kg級でカルタショバが銀メダルを取り、2011年世界選手権では51kg級でザミラ・ラクマノバが優勝した。

 現在の目標は五輪チャンピオンの輩出で、同国協会はロンドン五輪で優勝した選手に50万ドル(約3840万円)の褒賞金の授与を決めている。

  今大会では51kg級世界チャンピオンのラクマノバは不参加だが、2010年世界選手権63kg級3位のリウボフ・ボロソバや同72kg級銀メダルのエカテリナ・ブキナらがエントリーしている。


 【エントリー】
48kg級: Nadezda Fedorova=2011年世界ジュニア選手権44kg級優勝
       Liubov Salnikova=2012年ヤリギン国際大会3位
51kg級: Marina Vilmova=2012年欧州選手権48kg級3位
55kg級: Vareria Zholobova=2011年世界選手権59kg級9位
            Maria Gurova=2011年世界選手権5位
59kg級: Ekaterina Melnikova=2009年世界ジュニア選手権優勝
63kg級: Liubov Volosova=2010年世界選手権3位
            Anastasia Bratchikova=2009年世界ジュニア選手権3位
67kg級: Natalia Kuksina=2011年世界選手権10位
72kg級: Ekaterina Bukina=2011年世界選手権2位
            Natalia Vorobeva=2011年世界ジュニア選手権優勝