※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
米国女子を支えたパトリシア・サンダース
1992年世界選手権の50kg級決勝でパトリシア・サンダースが遠藤美子を破り、同国初の世界チャンのピオンへ。サンダースはその後、1996・98・99年大会でも優勝し、米国女子を支えた。98年大会は決勝で山本美憂を破っての優勝で、日本選手とは“因縁”がある。
米国は1999年大会は国別対抗得点で日本を1点差で押さえて優勝した。その後、2003年の世界選手権67kg級でクリスティ・マラノが勝ち、国別対抗得点で2位。東京で行われたワールドカップで日本を押さえて優勝を成し遂げた。
2005年世界選手権では72kg級でアイリス・スミスが優勝。2008年ワールドカップでは、日本協会の八田一朗・第3代会長の次男、忠朗氏の指導するマルシー・バン・デュセンが吉田沙保里の連勝をストップ。同年10月に東京で行われた世界選手権では48kg級のクラリッサ・チャンが優勝するなど、世界の強国のひとつとなっている。
【エントリー選手】
48kg級: Clarissa Chun=2008年世界女子選手権優勝
51kg級: Alyssa Lampe=2009年パンアメリカン選手権優勝
55kg級: Kelsey Campbell=2010年世界選手権59kg級5位
Helen Maroulis=2011年世界選手権5位
59kg級: Leigh Jaynes=2012年クリッパン国際大会7位
63kg級: Elena Pirozhkova=2011年世界選手権5位
67kg級: Adeline Gray=2011年世界選手権3位
72kg級: Stephany Lee=2010年世界選手権8位
![]() 2008年世界選手権48kg級優勝、日本人を母に持つクラリッサ・チャン |
![]() 2011年世界選手権決勝で伊調馨に挑んだエレナ・ピロズコバ |