※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ブルガリア戦で闘う60kg級の湯元健一
ブルガリアとの9・10位決定戦は、選手のいなかった120kg級以外を勝ち、6-1で勝って9位となった。
第1日のイラン戦で世界チャンピオンを破った66kg級の米満達弘(自衛隊)は、首の負傷のためトルコ戦を棄権。ファイナルは相手の棄権を見越してマットに上がり、不戦勝となった。
現在は個人表彰は行っていないが、以前は出場した選手の獲得した勝ち点合計によって個人表彰を行っていた。その方式で計算すると、66kg級は不戦勝を含めて4勝をマークした米満が勝ち点「14」。世界王者のケルマニ・タガビ(イラン)ら3選手の「13」を上回って1位となる。日本選手が男子フリースタイルのこの大会で“個人優勝”を遂げたのは、1985年52kg級の佐藤満(現日本協会強化委員長)以来、27年ぶりとなる。
55kg級の稲葉泰弘(警視庁)と60kg級の湯元健一(ALSOK)は2位。
各試合結果は下記の通り。
◎B組5回戦
階級 | 日 本 | ●[3-4]○ | ト ル コ | ||
55 | 稲葉泰弘(警視庁) | □ | 不 戦 | ● | ---- |
60 | 湯元健一(ALSOK) | ○ | 2-1(0-1,2-0、TF6-0) | ● | Mustafa Yusuf Kartal |
66 | 米満達弘(自衛隊) | ● | 不 戦 | ○ | Mustafa Kuyucu |
74 | 高谷惣亮(ALSOK) | ○ | 2-1(3-0,0-1,5-3) | ● | Demirsin Batuhan |
84 | 松本篤史(ALSOK) | ● | 0-2(0-2,2-4) | ○ | Ibrahim Bolukbasi |
96 | 山口 剛(早大ク) | ● | 0-2(1-2,0-1) | ○ | Gor Kenan |
120 | ----- | ■ | 不 戦 | □ | Yildrim Riza |
◎ファイナル
階級 | 日 本 | ○[6-1]● | ブルガリア | ||
55 | 稲葉泰弘(警視庁) | ○ | 2-0(TF6-0,TF6-0) | ● | Feraim Mahmed |
60 | 湯元健一(ALSOK) | ○ | 2-1(1-0,0-4,2-0) | ● | Vladimir Vladimirov Dubov |
66 | 米満達弘(自衛隊) | □ | 不 戦 | ■ | Leonid Anatolievich Bazan |
74 | 高谷惣亮(ALSOK) | ○ | 2-0(2-1,3-0) | ● | Ivan Bogdanov Deliverski |
84 | 松本篤史(ALSOK) | □ | 不 戦 | ■ | Mihail Petrov Ganev |
96 | 山口 剛(早大ク) | ○ | 2-1(3-1,0-2、TF7-0) | ● | Georgi Atanasov Sredkov |
120 | ----- | ■ | 不 戦 | □ | Dimitar Angelov Kumchev |