※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
佐藤満強化委員長(専大教)の話「世界チャンピオンも残っている大会で勝つのは、簡単ではないとは分かっていたが、ゼロに終わって残念。特にフリースタイル84kgとグレコローマン74kgが取れなかったというのは非常に残念。松本篤史も鶴巻宰は焦っていた。2人とも冷静になれば良かったと思う。そういう練習をやってきたが、短期間で修正しきれなった。
グレコローマンの74kg級と84kg、フリー84kgの3階級は選手を替えて挑戦する。一緒になって合宿や練習をしてきた仲間。結果を恐れずに力を出し切ればチャンスが生まれる。粘って自分のものにしてほしい。
残り3階級は同じ選手をフィンランドへ派遣する。みな負けた後に「すみません」と言う。彼ら自身が分かっている。自信を持って力を出し切る勇気が必要。体格では負けるが、組み手とプレッシャーでチャンスを見つけて欲しい。
下の階級ではできている。紙一重だと思う。我々がやってきた展開の早いレスリングをするための練習を、重量級はさらに勇気を持ってやってほしい」