2012.04.26

男子グレコローマン・チームが1日遅れで中国・太原へ到着

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 北京の悪天候のため飛行機が飛ばず、成田空港で足止めとなった男子グレコローマンの五輪予選出場チームが5月25日、1日遅れで中国入りし、決戦の舞台となる太原に到着した。

 当初の予定だった24日は、チェックインし、税関を通って10時10分の搭乗開始を待ったが、北京地方の悪天候が伝わり、3時間近く待たされた午後1時ころ、欠航が決まった。飛行機に積み込んだ荷物を受け取るためのターンテーブルでも待たされ、ホテル行きのバスに乗れたのは午後3時40分。

 チームはホテル到着後、午後5時半からホテル内のトレーンニングルームで軽く練習。コーチを相手に打ち込みもしたという。

 84kg級の天野雅之(中大職)は「今回のハプニングで少し疲れはしましたが、影響はありません。僕にとってはこれがオリンピックへの最後のチャンスなので、こんなことでつまずいてはいられません。今までやってきたことを出すことに変わりはありませんし、日本で調整できてラッキーだったと思って、プラスに受け止めます。新庄(寛和)先輩も鶴巻(宰)先輩も気にしていないようです。必ず五輪出場を決めるぞ、という気持ちです」と話し、疲れも見せずに大会に照準を合わせた。