2012.04.26

五輪最終ステージに北朝鮮が参加、最終予選に五輪5度出場を目指してA・ナザリアン(ブルガリア)が出場か

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

2009年世界王者のヤン・キョンイル(北朝鮮)

 4月27~29日に中国・太原で行われるロンドン五輪予選最終ステージ第1戦(第3次予選)のエントリー状況が判明。今年2月のアジア選手権(韓国)に出場せず、規定で3月末のアジア予選(カザフスタン)に出場できなかった北朝鮮が、2009年世界選手権jの男子フリースタイル55kg級優勝のヤン・キョンイルなど、男女9選手が出場することが分かった。

 同国は金正日総書記の逝去後、喪に服すために国際大会に参加をしないのでは、との声もあった。

 また、本ホームページの英文ページを執筆しているビル・メイ記者が欧州予選でブルガリアの記者から得た情報によると、今大会の男子グレコローマン66kg級でブルガリアが出場枠を取れなかった場合、5月4~6日にフィンランド・ヘルシンキで行われる最終ステージ最終戦に、1996年アトランタ・2000年シドニー両五輪を連覇し、その後の2度の五輪にも出場(3位、7位)したアルメン・ナザリアンが出場する可能性が高いという。

 ナザリアンは五輪3度連続出場を果たした笹本睦選手の目標であり、宿敵。今年3月に38歳になった。北京五輪のあとは目立った選手活動をしていなかった。 出場を決めれば5度目の五輪出場となる。