2012.02.22

下中隆広選手(岐阜県体協)がドーピング違反

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 昨年12月の天皇杯全日本選手権の男子フリースタイル96kg級で2位に入った下中隆広選手(岐阜県体協)が、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)による競技後のドーピング検査で禁止薬物が検出され、1月12日から2年間の資格停止処分を受けた。

 日本協会は3月20日の理事会でJADAの決定を受け入れる予定で、同選手はロンドン五輪への道が断たれた。また、全日本選手権2位の成績も取り消される。

 検出されたのは、タモキシフェンというホルモンの調節薬。JADAの調査によると、同居人が個人輸入した内服薬をカルシウム剤と誤って服用したという。

 日本協会では、昨年春にも重量級の選手がドーピング検査で陽性反応を示して資格停止となっており、2人目の違反者となった。