※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
イラン協会のホームページによると、2月16~19日に韓国・亀尾で行われるアジア選手権に、同国のフリースタイルは66kg級の世界チャンピオン、メフディ・タガビ(右写真)をはじめ、重量級を除く5階級で一番手と思える選手を派遣することが分かった。
フリースタイルで他に五輪出場枠を取っている55kg級は昨年の世界選手権銅メダルのハサン・ラヒミ、74kg級は世界選手権銀メダルのサデフ・ゴウダルジが出場。96kg級だけは世界王者のレザ・ヤズダニではなく、昨年のアジア選手権2位のアルファン・アミリがエントリーしている。
出場枠を取っていない60、84、120kg級は世界選手権の代表とは別の選手が出場してくるので、一番手は3月末の五輪アジア予選へ照準を絞っているものと思われる。
グレコローマンは、出場枠を取っていない4階級のうち、55kg級と84kg級だけが昨年の世界選手権代表で、いずれも上位進出を果たしていない選手。2人の世界王者(60・66kg級)、1人の銅メダリスト(120kg級)はエントリーしていない。
各階級のエントリー選手は下記の通り(青字は五輪出場枠獲得階級)。
◎男子グレコローマン
▼55kg級 Mohsen Hajipour =2011年アジア選手権3位
▼60kg級 Hamid Zare =2011年ワールドカップ出場
▼66kg級 Afshin Biabangard =2008年世界軍隊選手権優勝
▼74kg級 Hadi Alizadeh Pournia =2011年ゴールデンGP優勝
▼84kg級 Habibollah Akhlaghi =2009年世界選手権3位・2011年ゴールデンGP優勝
▼96kg級 Davoud Gilnayrang =2011年アジア選手権2位
▼120kg級 Mohammad Ghorbani =2008年ワールドカップ3位
-----------------------------------------
◎男子フリースタイル
▼55kg級 Hassan Rahimi =2011年世界選手権3位
▼60kg級 Masoud Esmailpour =2011年アジア選手権優勝
▼66kg級 Mehdi Taghavi =2011年世界選手権優勝
▼74kg級 Sadegh Goudarzi =2010年アジア大会優勝・2011年世界選手権2位
▼84kg級 Ehsan Lashgari =2009・10年アジア選手権優勝
▼96kg級 Arfan Amiri =2011年アジア選手権2位
▼120kg級 Parviz Hadi