※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文・撮影=増渕由気子)
正田杯関東高校選抜大会は2月4日、茨城・水戸スポーツセンターで開幕。学校対抗戦が行われ、昨年インターハイ王者の霞ヶ浦(茨城)が決勝で埼玉栄(埼玉)を4-3で破って、2年ぶり26度目の優勝を決めた。
霞ヶ浦は初戦の磯子工(神奈川)戦、2回戦の八千代松陰(千葉)戦をともに7-0と快勝。準決勝では、昨年の決勝で敗れた花咲徳栄(埼玉)と激突。主力メンバーを残す花咲徳栄に対して分が悪いと思われたが、スコア3-3で120㎏級の対決にもつれ込み、霞ヶ浦の吉川裕介が花咲徳栄の山本晋也をストレートで破って決勝へ駒を進めた。7階級で1時間10分を超える大一番となった。
霞ヶ浦を勝利に導いた長知宏主将
埼玉栄(埼玉)は、1978年ぶりの優勝はならなかったが、5年ぶりに決勝の舞台に上がり、120㎏級不在で6階級での闘いとなる中、霞ヶ浦から3勝を奪う健闘を見せた。
3位は霞ヶ浦に連覇を阻まれた花咲徳栄と、館林(群馬)が入った。昨年は3.11東日本大震災の影響で中止になった全国高校選抜大会(3月27~29日、新潟市)には、今大会ベスト8に進出したチームが出場する。
<全国大会出場チーム>
霞ヶ浦(茨城)、埼玉栄(埼玉)、花咲徳栄(埼玉)、館林(群馬)、韮崎工(山梨)、八千代松陰(千葉)、大森学園(東京)、足利工付(栃木)
《トーナメント表・内訳》
トーナメント表 | 1回戦 | 準々決勝 | 準決勝・決勝 |
◎学校対抗戦
▼決勝
霞ヶ浦(茨城)○[4-3]●埼玉栄(埼玉)
▼準決勝
霞ヶ浦(茨城)○[4-3]●花咲徳栄(埼玉)
埼玉栄(埼玉)○[6-1]●館林(群馬)
▼2回戦
花咲徳栄○[5-2]●韮崎工(山梨)
霞ヶ浦(茨城)○[7-0]●八千代松陰(千葉)
埼玉栄(埼玉)○[5-2]●大森学園(東京)
館林(群馬)○[5-2]●足利工大付(栃木)
▼1回戦
韮崎工(山梨)○[5-1]●那須清峰(栃木)
花咲徳栄○[7-0]●日本工業大工場(東京)
八千代松陰(千葉)○[5-2]●太田商(群馬)
霞ヶ浦(茨城)○[7-0]●磯子工(神奈川)
埼玉栄(埼玉)○[6-0]●横浜修悠館(神奈川)
大森学園(東京)○[4-3]●野田中央(千葉)
館林(群馬)○[5-2]●農林(山梨)
足利工大付(栃木)○[5-2]●土浦日大(茨城)