【ロンドン五輪・注目の外国選手（７）】男子グレコローマン120ｋg級 リザ・カヤールプ（トルコ
※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子グレコローマン120kg級
2011年世界選手権優勝 リザ・カヤールプ（トルコ＝Riza Kayaalp）
1989年10月10日生まれ、22歳。05・06年欧州カデット選手権100kg級優勝、08年世界ジュニア選手権優勝などの成績を残すとともに、08年ゴールデンＧＰ決勝大会で優勝するなど、ジュニアの年齢時からシニアでも活躍。同年の北京五輪にも出場した（初戦敗退）。
翌09年にはジュニアの欧州選手権と世界選手権で優勝。シニアの世界選手権は準決勝で北京五輪王者のミハイン・ロペス（キューバ）に敗れたが３位に入賞し、世界のトップへ躍進。
10年は欧州選手権とゴールデンＧＰ決勝大会で優勝したが、世界選手権は前年と同じく３位。その後の世界学生選手権は優勝を飾った。
11年も好調で、欧州選手権こそ２位に終わったが、ワールドカップ個人優勝、ゴールデンＧＰ決勝大会優勝と実力を見せ、世界選手権では決勝でミハイン・ロペス相手に２年前の雪辱を果たして初優勝を飾った。12月のプレ五輪ででも優勝し、ロンドン五輪の金メダルへ一直線。
◎2011年世界選手権成績
決 勝 ○［２－０（2-0,2-0）］Mijain Lopez Nunez（キューバ）
５回戦 ○［２－０（5-3,1-0）］Nurmakhan Tinaliev（カザフスタン）
４回戦 ○［２－０（4-0,1-0）］Mihaly Deak Bardos（ハンガリー）
３回戦 ○［２－０（1-0,3-0）］Ivan Ivanov（ブルガリア）
２回戦 ○［２－０（4-0,1-0）］Radhouane Chebbi（チュニジア）
１回戦 ＢＹＥ
◎日本選手との対戦成績
| 年 | 大 会 名 | 場 所 | 内 容 | 相 手 |
| 2008年 | 世界ジュニア選手権 | トルコ | ○［２－０（5-0,7-0）］● | 平川臣一 |
 北京五輪王者のミハイン・ロペスにリフトを試みる |
 2011年9月、地元の世界選手権で世界一に輝く |
