【ロンドン五輪・注目の外国選手（６）】男子グレコローマン96kg級 エリス・グリ（ブルガリア）

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

男子グレコローマン96kg級

2011年世界選手権優勝　エリス・グリ（ブルガリア＝Elis Guri）

　1983年７月６日生2まれ、27歳（五輪時28歳）。 元はアルバニアの選手として欧州選手権や世界選手権に出場しており、03年世界選手権10位などの成績、04年アテネ五輪の予選にも出場したが、アテネのマットには立てなかった。

　それでも徐々に実力をつけ、2007年世界選手権で７位入賞して翌年の北京五輪出場権を獲得。08年欧州選手権３位を経て、北京五輪は８位入賞。

　その後、ブルガリアに国籍を変え、11年から国際大会に再出場。欧州選手権３位を経て、世界選手権で初優勝を果たした。

※FILAデータベース

　◎2011年世界選手権成績

決　 勝　○［２－０（1-0,1-1）］Jimmy Lidberg（スウェーデン）
準決勝　○［２－１（0-3,1-0,2-0）］Mohamad Abd El Fatah（エジプト）
４回戦　 ○［２－１（0-5,4-0,2-0）］Rustam Totrov（ロシア）
３回戦 　○［２－０（1-0,1-0）］Robert Avanesyan（イスラエル）
２回戦　 ○［２－０（3-0,4-0）］Sinisa Hogac（クロアチア）
１回戦　 　ＢＹＥ
 

　◎日本選手との対戦成績

　　　＝なし＝

１点に終わったが、世界選手権決勝でもリフトを仕掛けた

外国選手には珍しくないが、重量級にして後方宙返りする身軽さ