※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子グレコローマン55kg級
2011年世界選手権優勝 ロブシャン・バイラモフ(アゼルバイジャン=Rovshan Bayramov)
1987年5月7日生まれ、24歳(五輪時25歳)。03年世界ジュニア選手権50kg級で優勝。翌年のアテネ五輪は最終予選に出場したものの出場資格を取れず。
その後、05年の世界選手権7位、06年同2位、07・08年欧州選手権優勝と力をつける。ゴールデンGP決勝大会でも06、08年に優勝。08年北京五輪は決勝でナジール・マンキエフ(ロシア)に敗れて銀メダル。
2009年世界選手権は3位、10年は不出場で、2度のゴールデンGP決勝大会も優勝できなかったが、11年世界選手権で初の世界一へ。3回戦で闘った長谷川恒平戦以外の4試合を無失点という内容だった。同年12月のプレ五輪は60kg級に出場。上位進出も予想されたが、5位に終わった。
アゼルバイジャンには、10年欧州選手権優勝・世界選手権9位のエルチン・アリエフもおり、ロンドン五輪の代表を争う。
◎2011年世界選手権成績
決 勝 ○[2-0(3-0,1-0)]Elbek Tazhyiev(ベラルーシ)
準決勝 ○[2-0(3-0,2-0)]Li Shujin(黎淑金=中国)
4回戦 ○[2-0(1-0,1-0)]Peter Modos(ハンガリー)
3回戦 ○[2-1(1-0,0-2,1-0)]長谷川恒平(日本)
2回戦 ○[2-0(1-0,3-0)]Venelin Venkov(ブルガリア)
1回戦 BYE
◎日本選手との対戦成績
年 | 大 会 名 | 場 所 | 内 容 | 相 手 |
2011年 | 世界選手権 | トルコ | ○[2-1(1-0,0-2,1-0)]● | 長谷川恒平 |
2009年 | ゴールデンGP決勝大会 | アゼルバイジャン | ●[0-2(0-2,2-3)]○ | 長谷川恒平 |
2007年 | ピトラシンスキ国際大会 | ポーランド | ○[2-0(5-0,4-0)]● | 長谷川恒平 |
![]() 2008年北京五輪、マンキエフにがぶられながらも持ち上げる |
![]() 2011年世界選手権、長谷川恒平にリフト技を仕掛ける |