※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
北京五輪の3回戦で伊調千春選手と闘うメルレニ
同選手はアテネ五輪のあと、2005年世界選手権に出場して銀メダル。その後、出産のためマットを離れ、2007年に復帰。同年の世界選手権決勝で伊調選手に敗れて銀メダルだった。
しかし2008年北京五輪では伊調選手の最大のライバルと目され、3回戦で対戦した一戦は、ラスト数秒までリードを奪いながら首投げで逆転フォール負け。銅メダルに終わった。その後、マットを離れ、2人目の子供を生んだが、再度五輪の舞台を目指したもよう。
北京五輪後の世界選手権のウクライナ代表は、2009年がワールドカップ優勝のリュドミラ・バリュシュカ(3位)、10年が欧州2位のクリスティナ・ダラヌチャ(8位)、11年が前年51kg級世界チャンピオンのアレクサンドラ・コート(11位)。ロンドン五輪のマットに立つ前に、国内での闘いが厳しそうだが…。