※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
全日本の栄和人監督も参加して行われた全国高校女子エリート合宿
前日、吉田沙保里選手(ALSOK)を追い込んだ村田夏南子(JOCアカデミー/東京・安部学院高)や、大会2日目に全日本チャンピオンに輝いた51kg級の宮原優(同)、大会初日に優勝した土性沙羅(愛知・至学館高高)も参加。疲れも見せずに技術習得に汗を流した。
参加した指導陣は、成富利弘(東京・安部学院高教)、吉村祥子(エステティックTBC)のジュニア担当コーチのほか、日本協会の栄和人・強化委員長、吉田栄勝、藤川健治、齋藤将士の全日本コーチ。
栄委員長は「高校2年生が2人も全日本チャンピオンになったほか、メダルを取った選手も多く、近年では最も高校生の活躍が光った全日本選手権だった。その芽をしっかりと伸ばしてやることが必要」と話し、“鉄は熱いうちに打て”の方針による激戦直後の合宿であることを示した。
練習の指揮をとった藤川コーチは「全国(高校)チャンピオンもいる。強い選手に積極的にぶつかっていくように」と指導するなど、自分に厳しくすることを求めた。
合宿中には全日本コーチの講義、国立スポーツ科学センターの専門家による栄養講習のほか、ルール説明の時間もあり、同点に終わった場合の勝敗の決定方法やクリンチの際のグリップなども徹底させるという。合宿は27日まで。
![]() 藤川健治コーチの技術指導 |
![]() 一躍全国区の知名度となった村田夏南子 |
![]() 51kg級のライバル、宮原優(右)と川井梨沙子の手合わせを齋藤コーチが見守る |
![]() 吉田沙保里を育てた吉田栄勝コーチの技術指導 |