2011.12.22

【全日本選手権第2日】注目選手の声

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ■男子フリースタイル55kg級・松永共広(ALSOK=五輪2大会出場が絶望的となる)「(負けについては)もうしょうがない。悔しいです。今後どうするかは、正式には決まっていないが、コーチングの指導をやりたいと思っている。ロンドン五輪を目指す気持ちはありました。今日は、ちょっとよくなかった。調整はよくなかったけど、体重はすんなりいつもと同じくらいで落ちていました。これが実力だと思います。北京五輪後は、ドイツのプロリーグに参戦したことは長かったけど、4年間あっという間だった。4年間、後悔はないです」


 ■男子フリースタイル66kg級・大澤茂樹(TEAM reversal=2回戦で小石原に敗退)「試合の流れを作ることができなかった。久しぶりの試合ということもあったからかもしれないですね。7月の全日本社会人選手権で天皇杯出場の権利を得て、出場を決めました。11月に修斗の試合が終わって以降はレスリングだけの練習をやっていたんですけど、思い通りに動けなかったですね。ロンドン五輪は無理ですけど、またレスリングの試合に出たいです」


 ■男子グレコローマン74kg級・金久保武大(ALSOK=初戦の2回戦でまさかの黒星)「全然だめだった。第2ピリオドの足を使ったというチャレンジは、大丈夫の範囲のつもりだった。松本慎吾先輩(日体大監督)に足の使い方を注意されていたが、動きが染み付いていて、出てしまった。自力のロンドン五輪が断たれ、今後のことは考えたい」


 ■女子48kg級・志土地希果(至学館大=階級ダウンでの挑戦実らず)「気を抜いたわけではないけれど、第1ピリオド取って安心してしまった。桜井選手とは初めて対戦しました。普段、タックル中心の練習なので、柔道出身で投げを多用する選手に対応できなかった。2回とも同じ技で投げられてしまった。自分のタックルですが、頭があがり、軽くなってしまい、それに投げ技を合わされてしまった。今年は全日本選抜選手権で優勝、世界選手権に出場するなど、かなり濃く、すごい1年だった。今年最後の大会で負けてしまったのは悔しいけど、時間は戻らないので、早く次の試合に切り替えて、1からやり直したい」


 ■女子48kg級・山本美憂(白寿生科学研究所)「調子はよく、練習はちゃんとできていたけど、自分からの動きができず、持ち味を出せなかった。日登美選手とやりたかったですね。そこまでたどりつかなくて残念。やってきたこと後悔してない。どうしてアテネ五輪予選で負けて辞めたんだろうと後悔していた。7年ぶりに復帰して、6月から半年しかなかったけど、1年あったら絶対世界チャンピオンになっていた。辞める気はない。納得するまでやる。半年間やって自分が上がってきているから、まだ辞めないです。1から練習して世界チャンピオンになりたい。半年で辞めるのはもったいない。まだ始まったばかり」