※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(12月23日実施)
男女を通じて最多となる15度目の優勝を目指す浜口京子
また、出場すれば18度目の全日本選手権出場となり、朝倉利夫と並んでいる歴代最多タイの出場回数を更新する(男子フリースタイル84kg級にエントリーの柴田寛も、出場すれば18度目の出場)。記録づくめの大会をすっきり勝って飾り、3月の五輪アジア予選へ臨みたいところ。
鈴木博恵(クリナップ)は、全日本レベルの大会に3度連続で決勝で浜口と対戦。いずれもきん差で敗れている。今度こそ打倒浜口を達成できるか。世界選手権67kg級で銅メダルを獲得した井上佳子(クリナップ)がこの階級に出場する。浜口が休養明けの国内最初の大会だった2009年全日本選手権決勝で闘い、1-2で惜敗している。今度はどうか。
2008年に世界選手権67kg級銀メダルを取った新海真美(アイシン・エイ・ダブリュ)も五輪出場を目指し、全日本選抜選手権に続いてこの階級へ出場する。1階級上の壁を破ることができるか。
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《全日本選手権の優勝回数上位選手》 ★は現役選手
14度= 森山泰年(1982~95年、男子グレコローマン82kg級・90kg級)
=★浜口京子(1996~2007・09・10年、女子70kg級・75kg級・72kg級)
10度= 風間栄一(1934~38、46~50年、男子フリースタイル・ライト級・ウエルター級)
= 高田裕司(1973~80、84、90年、男子フリースタイル52kg級)
= 小幡弘之(1988・89・91・93~99年、男子フリースタイル130kg級)
= 松本慎吾(1999~2008年、男子グレコローマン84kg級・男子フリースタイル96kg級)
= 宮原厚次(1979・81~88年、男子グレコローマン48kg級・52kg級)
= 赤石光生(1984・86~93年、男子フリースタイル62kg級・68kg級・74kg級)
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《全日本選手権の出場回数上位選手》 ★は現役選手
17回= 朝倉利夫(1975・77~92年、男子フリースタイル52・57kg級)
=★浜口京子(1993~2007・09~10年、女子70kg級・75kg級・72kg級
=★柴田 寛(1993・95~2010年、男子フリースタイル74・76・84kg級)
15回= 長内清一(1976~88・91~92年、男子グレコローマン57kg級)
= 森山泰年(1981~95年、男子グレコローマン82・90kg級)
= 栄 和人(1979・81~89・91~95年、男子フリースタイル62kg級)
= 菊地 隆(1979・81~91・93~95年、男子フリースタイル68・74・82・90kg級)
= 太田 章(1975~84・88~90・92・95年、男子フリースタイル82・90kg級)
=★笹本 睦(1996~2010年、男子グレコローマン58・60・66kg級)
◎エントリー選手(順不同)
浜口京子(ジャパンビバレッジ)
1978年1月11日生まれ、33歳、東京都出身、170㎝、2011年全日本選抜選手権優勝
鈴木博恵(クリナップ)
1987年8月19日生まれ、24歳、京都府出身、立命館宇治高〜立命館大卒、162㎝、2011年全日本選抜選手権2位
井上佳子(クリナップ)
1988年4月26日生まれ、23歳、山口県出身、至学館高〜至学館大卒、161㎝、2011年世界選手権67kg級3位
新海真美(アイシン・エィ・ダブリュ)
1985年6月7日生まれ、26歳、滋賀県出身、日野高〜中京女子大卒、158㎝、2011年全日本選抜選手権3位
阿部梨乃(東京・安部学院高)
1995年3月5日生まれ、16歳、青森県出身、158㎝、2011年全日本選抜選手権3位
新井明恵(法大)
1992年2月7日生まれ、19歳、群馬県出身、富岡実高卒、163㎝、2011年全日本選抜選手権5位
◎最近の女子72kg級の成績(所属はすべて大会当時)
《2011年》
【4月:全日本選抜選手権】
▼決勝
浜口京子(ジャパンビバレッジ)○[2-0(1-0=2:04,3-0=2:03)]●鈴木博恵(クリナップ)
▼準決勝
浜口京子(ジャパンビバレッジ)○[2-0(7-3,5-0)]●阿部梨乃(東京・安部学院高)
鈴木博恵(クリナップ)○[2-1(2-3,1-0,4-0)]●新海真美(アイシン・エィ・ダブリュ)
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《2010年》
【12月:全日本選手権】
▼決勝
浜口京子(ジャパンビバレッジ)○[2-1(1-0,1-2,1-0=2:05)]●鈴木博恵(立命館大OG)
※浜口は2年連続14度目の優勝
▼準決勝
浜口京子(ジャパンビバレッジ)○[2-0(3-1,1L-1)]●新海真美(アイシン・エィ・ダブリュ)
鈴木博恵(立命館大OG)○[2-0(3-0=2:08,1-0)]●立光志織(王子自動車学校)
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【5月:全日本選抜選手権】
▼決勝
浜口京子(ジャパンビバレッジ)○[2-1(0-1,2-0,1L-1)]●鈴木博恵(立命館大学)
▼準決勝
浜口京子(ジャパンビバレッジ)○[2-0(1L-1,4-0)]●立光志織(王子自動車学校)
鈴木博恵(立命館大学)○[2-1(0-1,1-0,1-0)]●井上佳子(至学館大)
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《2009年》
【12月:全日本選手権】
▼決勝
浜口京子(ジャパンビバレッジ)○[2-1(1-0=2:04,0-1,1-0)]●井上佳子(中京女大)
▼1回戦
井上佳子(中京女大)○[フォール、1P0:26(F4-0)]●新井明恵(群馬・富岡実高)
浜口京子(ジャパンビバレッジ)○[2-1(1-0,0-1,2-0)]●鈴木博恵(立命館大)
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【4月:全日本女子選手権】
▼決勝
佐野明日香(自衛隊)○[2-0(1-0=2:30,3-0)]●新海真美(アイシン・エイ・ダブリュ)
▼1回戦
新海真美(アイシン・エイ・ダブリュ)○[2-0(1-0,1-0)]●鈴木博恵(立命館大)
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《2008年》
【12月:全日本選手権】
▼決勝
佐野明日香(自衛隊)○[2-0(1-0,1-0)]●新海真美(アイシン・エイ・ダブリュ)
▼1回戦
新海真美(アイシン・エイ・ダブリュ)○[2-1(1-0,0-1,1-0)]●鈴木博恵(立命館大)
佐野明日香(自衛隊)○[フォール、1P0:47(4-0)]●町田千明(慶大)