※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(12月23日実施)
世界選手権で銅メダルを獲得した湯元が、一気に五輪代表を決めるか
湯元に挑むのは、2006年世界選手権3位で昨年のこの大会2位の高塚紀行(自衛隊)、昨年の世界学生選手権66kg級優勝で全日本選抜選手権2位の石田智嗣(早大)、昨年のアジア大会銀メダリストの小田裕之(国士舘大クラブ)、2009年世界選手権5位で今年の国体を制した前田翔吾(ニューギン)といった国際舞台で実績のある選手たち。激戦が予想される。
この中で、北京五輪後の湯元に土をつけたのは、2009年全日本選手権での小田、2010年全日本選抜選手権での高塚の2人だが、湯元は昨年のこの大会で2人にリベンジを果たしている。五輪に向けて実力を上げていることは明白だ。
全日本社会人選手権2位の大舘信也(青森・八戸工大一高教))、昨年の世界ジュニア選手権3位の鈴木康寛(拓大)、全日本大学選手権で1年生王者に輝いた池田智(日大)らのベテランと若手が波乱を起こせるか。
◎エントリー選手(順不同)
湯元健一(ALSOK)
1984年12月4日生まれ、27歳、和歌山県出身、和歌山工高〜日体大卒卒、166㎝、2011年世界選手権3位
石田智嗣(早大)
1989年5月24日生まれ、22歳、三重県出身、立命館宇治高卒、168㎝、2011年全日本選抜選手権2位
高塚紀行(自衛隊)
1985年4月28日生まれ、26歳、大阪府出身、霞ヶ浦高〜日大卒、162㎝、2011年全日本選抜選手権3位
小田裕之(国士舘クラブ)
1988年6月8日生まれ、23歳、三重県出身、光星学院高〜国士舘大卒、162㎝、2010年全日本選手権3位
野田寛人(自衛隊)
1985年11月9日生まれ、26歳、熊本県出身、鎮西高〜日大卒、166㎝、2011年全日本社会人選手権3位
前田翔吾(ニューギン)
1987年5月23日生まれ、24歳、愛知県出身、星城高〜日体大卒、170㎝、2011年国体優勝
大館信也(青森・八戸工大一高教)
1980年9月19日生まれ、31歳、青森県出身、八戸工大一高〜国士舘大卒、169㎝、2011年全日本社会人選手権2位
財津拓弥(中京学院大)
1991年1月17日生まれ、20歳、熊本県出身、玉名工高卒、166㎝、2011年西日本学生選手権優勝
川瀬克祥(三重・いなべ総合学園高)
1994年4月1日生まれ、17歳、三重県出身、162㎝、2011年インターハイ1位
森下大地(拓大)
1991年10月31日生まれ、20歳、静岡県出身、飛龍高卒、174㎝、2011年全日本学生選手権3位
鈴木康寛(拓大)
1990年8月9日生まれ、21歳、香川県出身、多度津工高卒、163㎝、2011年全日本学生選手権2位
伊藤和真(京都・網野高)
1994年5月23日生まれ、17歳、大阪府出身、168㎝、2011年国体少年優勝
前田忍(日本文理大)
1992年10月12日生まれ、19歳、京都府出身、栗東高卒、165㎝、2011年西日本学生新人戦優勝
池田智(日大)
1992年7月14日生まれ、19歳、東京都出身、京都八幡高卒、171㎝、2011年全日大学選手権優勝
荻原健汰(専大)
1991年3月11日生まれ、20歳、静岡県出身、沼津城北高卒、167㎝、2011年全日大学選手権3位
松本桂(長崎県協会)
1988年9月10日生まれ、23歳、長崎県出身、島原工高〜早大卒、160㎝、2011年全日本選抜選手権5位
鴨居正和(山梨学院大)
1992年5月27日生まれ、19歳、香川県出身、香川中央高卒、165㎝、2011年全日大学選手権2位
◎最近の男子フリースタイル60kg級の成績(所属はすべて大会当時)
《2011年》
【10月:国民体育大会】
▼決勝
前田翔吾(愛知・ニューギン)○[2-0(2-0,2-0)]●森下大地(静岡・拓大)
▼準決勝
前田翔吾(愛知・ニューギン)○[2-0(1L-1.2-0)]●高塚紀行(茨城・自衛隊)
森下大地(静岡・拓大)○[2-1(1-4,2-1,2-0)]●菊地憲(東京・警視庁)
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【4月:全日本選抜選手権】
▼決勝
湯元健一(ALSOK)○[2-0(1-0=2:21,5-0)]●石田智嗣(早大)
▼準決勝
湯元健一(ALSOK)○[2-0(3-0,2-0)]●井上貴尋(日体大)
石田智嗣(早大)○[2-1(0-3,1-0=2:01,1-0)]●高塚紀行(自衛隊)
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《2010年》
【12月:全日本選手権】
▼決勝
湯元健一(ALSOK)○[2-1(0-3=2:05,1-0,2-0=2:30)]●高塚紀行(自衛隊)
▼準決勝
湯元健一(ALSOK)○[2-1(0-3=2:16,1-0=2:04,1-0)]●小田裕之(国士舘大)
高塚紀行(自衛隊)○[2-1(2L-2,0-=2:04,1-0)]●松本桂(早大)
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【10月:国民体育大会】
▼決勝
湯元進一(埼玉・自衛隊)○[フォール、2P1:51(1-0,F4-0)]●高塚紀行(茨城・自衛隊)
▼準決勝
高塚紀行(茨城・自衛隊)○[2-1(3-0=2:06,0-3,1-0)]●大館信也(青森・八戸工大一高教)
湯元進一(埼玉・自衛隊)○[2-1(0-1,3-1,3-2)]●菊地憲(東京・警視庁)
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【5月:全日本選抜選手権】
▼プレーオフ
小田裕之(国士舘大)○[2-0(3-0,2-1)]●前田翔吾(ニューギン)
▼決勝
前田翔吾(ニューギン)○[2-0(3-0,1-0)]●高塚紀行(自衛隊)
▼準決勝
前田翔吾(ニューギン)○[2-0(2-0,1C-1)]●石田智嗣(早大)
高塚紀行(自衛隊)○[2-0(1-0,1-0)]●湯元健一(ALSOK綜合警備保障)
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《2009年》
【12月:全日本選手権】
▼決勝
小田裕之(国士舘大)○[2-1(0-3=2:02,1-0,3-0=2:04)]●高塚紀行(日大コーチ)
▼準決勝
小田裕之(国士舘大)○[2-1(0-3,TF6-0=0:48,1L-1)]●湯元健一(ALSOK綜合警備保障)
高塚紀行(日大コーチ)○[2-0(1-0,4-0)]●菊池憲(警視庁)
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【10月:国民体育大会】
▼決勝
湯元健一(和歌山・ALSOK綜合警備保障)○[2-0]●松本桂(長崎・早大)
▼準決勝
松本桂(長崎・早大)○[2-1]●関川博紀(新潟・新潟東高教)
湯元健一(和歌山・ALSOK綜合警備保障)○[2-0]●安澤薫(神奈川・神奈川県協会)
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【6月:全日本選抜選手権】
▼決勝
前田翔吾(日体大)○[2-0(1-0,3-1)]●大館信也(自衛隊)
▼準決勝
前田翔吾(日体大)○[フォール、2P1:02(1-0,F4-0)]●洞口幸太(日体大)
大館信也(自衛隊)○[2-0(2-1,3-0=2:08)]●齋藤将士(警視庁)
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《2008年》
【12月:全日本選手権】
▼準決勝
前田翔吾(日体大)○[2-0(3-0,6-0=1:13)]●内村勇太(拓大)
大館信也(自衛隊)○[2-0(2-0,3-0)]●菊地憲(警視庁大井警察署)
▼決勝
前田翔吾(日体大)○[2-0(2-0,3-1)]●大館信也(自衛隊)