日本が14－６で快勝…日韓高校選抜交流戦

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　恒例の日韓高校選抜交流で、韓国選抜チームが11月20日に来日。東京・味の素トレーニングセンターで日本の高校選抜チームと合同合宿しているが、23日、東京・駒沢体育館で交流試合が行われ、日本がフリースタイルで９－３、グレコローマンで５－３で勝利した。

　これまでの交流戦は味の素トレーニングセンターで実施されていた。今回はちょうど駒沢体育館で東日本学生秋季新人戦を開催しており、東日本学生連盟が場所を提供。フリースタイルの決勝のあと、グレコローマンの開始までの間に実施した。

　全国高体連専門部の中野由明副部長（千葉・流山高教）は「味の素トレーニングセンターの観客のいないところではなく、こうしたところでできたことに感謝したい。選手の気持ちも違う」と、場所を提供してくれた東日本学生連盟の厚意に感謝。３年生選手は大学への進学が決まっており、１・２年生選手も大学で続けることを決めている選手ばかりなので、「大学選手や監督の前で張り切ったと思う。それが14－６という結果につながった」と、久々という交流戦での勝利を分析した。

　中根和広理事長（東京・日本工大駒場高教）は「日本協会の高田裕司専務理事の骨折りで駒沢体育館での開催が実現した。ご協力に感謝したい。また、大沢総監督の強化策が実り、両スタイルで勝ち越すことがｄできた。いい方向へ向かっていると思う」と、強化スタッフの尽力をねぎらった。

　韓国チームは25日に帰国予定。日本選抜チームの役員と試合結果は下記の通り。

交流戦開会式での両チーム	２面マットで熱戦展開
世界カデット３位の文田は快勝	インターハイＶ３の高橋は圧勝

【団長】前田諭志（アドワード）

【総監督】大沢友博（茨城・霞ヶ浦高教）、【監督】森岡敬志（福岡・三井高）

【コーチ】原喜彦（新潟・新潟県央工高教）、横山秀和（秋田・秋田商高教）、藤波俊一（三重・いなべ総合学園高今日）、森太郎（奈良・大和広陵高教）