※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシア・レスリング協会のホームページが報じたところによると、先月18~19日にベラルーシ・ミンスクで行われた男子グレコローマンのワールドカップで4位に終わったアゼルバイジャンが、不振のペナルティーとして選手に支払っているギャラを50%カットすることを決めたという。
同大会でアゼルバイジャンは、予選リーグでロシアに3-4で敗れ、3位決定戦でベラルーシも3-4で敗れて4位に終わった。同国レスリング協会のエリチン・ジャファロフ副会長は、昨年の世界選手権で優勝した60kg級のハサン・アリエフ、66kg級3位のビタリ・ラヒモフらを起用したほぼベストメンバーでのこの成績に落胆し、厳しく対応することを決めたという。
アゼルバイジャンは、原油などによる強固な財政基盤をもとに強化に力を入れており、男子グレコローマンで2009・10年世界選手権の国別対抗得点でともに3位。2009年の女子は優勝するなど、現在は世界の一流国となっている。選手の大半がプロ選手。