※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子のNTSブロック研修会が12月24日から(一部地域は26日)から岩手県山田町、山梨県鳴沢村、静岡県東伊豆町、兵庫県神戸市、山口県周南市、宮崎県宮崎市の6ヶ所でスタート。高校の指導者に加え、日本協会の強化委員、現役の全日本トップ選手が各地区に派遣され、高校選手の指導に当たった。
6ヶ所に参加した高校選手は1000選手を越える。25日または26日には試合が行われる。合宿終了は地区によって違い、27~29日まで。
東京・味の素トレーニングセンターでは、女子の全国中学・高校エリート合宿が24日からスタート。50人を超える選手が集まり、日本協会の女子強化委員会ジュニア担当の成富利弘委員(東京・安部学院高教)、吉村祥子委員(エステティックTBC)のほか、全日本チームから木名瀬重夫・日本協会専任コーチ、藤川健治コーチ(自衛隊)が参加し、技術指導を行った(下写真)。
25日には全日本選手権のあと、取材などで東京に残っていた栄和人強化委員長(至学館大教)と55kg級の吉田沙保里選手(ALSOK)が参加。若手選手の練習を見守った。栄委員長は「私生活とレスリングとは似てくる。時間厳守や遠征に際してパスポートを忘れるといったルーズなことをやる選手は、技の習得に必死に取りくもうとしても、中途半端になってしまう。すべてのことに一生懸命に取り組むことが大事」と、マットを離れた部分から襟を正すことを要望。「指導者は必死にやっている。注意されてそっぽを向くようなことをしたら溝ができてしまい、そのうちに相手にされなくなる。すべてのことに一生懸命に取り組み、コーチからの叱咤激励を真剣に受け止める選手なら、だれもが応援する」と話した。
合宿は27日まで。