※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(取材=渋谷淳、増渕由気子、撮影=矢吹建夫)
■男子フリースタイル84kg級・松本真也(警視庁)(2年連続優勝に)「5月の全日本選抜選手権で本戦、プレーオフと2回、同じ相手(松本篤史)に負けていたので、去年の優勝のことなど忘れてました。
■男子グレコローマン66kg級・岡本佑士(拓大)(混戦のトーナメントを抜け出し、うれしい初優勝)「決勝戦は特に作戦はなかったけど、自分ができることを出し切ろう、全力を出し切ろうという気持ちでレスリングをしました。今日は力を出せたことがうれしいです。今年は全日本選抜選手権でベスト8に終わって、それが悔しくて練習量を増やしました。特にスタンドが不安材料なので、力を入れて練習しました。その成果もあったし、あとは勝ちたいという気持ちの強さで優勝できたと思います。
■男子グレコローマン74kg級・田村和男(早大)(早大選手として50年ぶりのグレコローマン優勝)「ノーマークなんで勝つことができた。勝負は時の運ということですかね。今日は自分でもよくわからないのですが、ローリングがさえて気持ちよくできていた。大学では2年の秋の東日本秋季新人戦で優勝した時のみ優勝の経験があり、あとは今年の全日本学生選手権(インカレ)の2位が最高成績だった。
■女子72㎏級・浜口京子(ジャパンビバレッジ)(大会タイ記録に並ぶ14度目の優勝を飾って)「アジア大会の翌日から練習を始めて、追い込んだ練習をして今大会に臨みました。今年は大きな大会が多く、最後を締めくくれてほっとしています。(決勝は第2ピリオドを取られ、最終ピリオドも延長戦の末に勝利)絶対に勝ちたいという気持ちがあったので(攻撃権)を呼びこめたと思います。V14という記録のことは考えていませんでした。いままでいろいろな壁があったけど、自分はレスリングが大好きでここまでくることができました。その結果、森山さんの記録と並べてとても光栄です。