※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【48kg級】
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9月の世界選手権で優勝した坂本日登美(自衛隊=右写真)が優勝候補の最右翼。11月のアジア大会で金メダルを逃したが、再起を飾ることができるか。
対抗は昨年2位の三村冬子(日大)、全日本選抜選手権2位の阿部千波(愛知・至学館高)となろうが、51kg級で2009年世界選手権銅メダルの甲斐友梨(アイシン・エィ・ダブリュ)がこの階級へ降りてきた。減量がうまくいけば、打倒坂本の一番手か?
7月のゴールデンGP決勝大会2位の鈴木綾乃(ジャパンビバレッジ)、10月の世界学生選手権優勝の実績をつくった明尾弥紀(環太平洋大)も優勝争いに加われるか。
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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)
《世界選手権代表選手》
①坂本日登美(自衛隊)=世界選手権優勝、アジア大会3位
②阿部千波(愛知・至学館高)
③鈴木綾乃(ジャパンビバレッジ)=ゴールデンGP2位
③鈴木美織(環太平洋大)
甲斐友梨(アイシン・エィ・ダブリュ)=2009年世界選手権51kg級3位
三村冬子(日大)=アジア選手権2位
明尾弥紀(環太平洋大)=世界学生選手権優勝
内田奈美(東洋大)=全日本学生選手権優勝
桜井宏美(代々木クラブ)=アジア選手権51kg級3位
伊藤史織(愛知・至学館高)
登坂絵莉(愛知・至学館高)
長沼美香(至学館大)
小柳絵里(環太平洋大)
入江ゆき(福岡・小倉商高)
坂井のりこ(福岡医療専門学校)
加賀美祐紀(明大)
矢後佑華(東京・安部学院高)
辻彩香(大阪・堺女子高)
我満愛子(青森・青森商業高)
片桐左智(大阪・堺女子高)
西のどか(早大)
藤川千晶(早大)
田中亜里沙(埼玉・埼玉栄高)
伊藤千草(埼玉・埼玉栄高)
青野ひかる(静岡・焼津中央高)
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2009年世界3位の甲斐友梨が48kg級へ出場するので、9月の世界選手権で銀メダルを取った堀内優(日大=右写真)の有利は動くまい。世界ジュニア選手権銀メダルの平野遥香(日大)、世界学生選手権3位の清水愛(東洋大)、全国高校女子選手権52kg級優勝の菅原ひかり(愛知・至学館高)らがどう挑むか。
8月のユース五輪で優勝した宮原優(JOCアカデミー=東京・安部学院高)のファイトも注目される。
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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)
《世界選手権代表選手》
①堀内優(日大)=世界ジュニア選手権55kg級優勝、世界選手権2位
③杉本恵(早大)
平野遥香(日大)=世界ジュニア選手権2位
岩群安奈(至学館大)=全日本学生選手権優勝
清水愛(東洋大)=世界学生選手権3位
鈴木麻梨乃(茨城・霞ヶ浦高)
金子和(群馬・大泉高)
志土地希果(愛知・至学館高)
菅原ひかり(愛知・至学館高)
川井梨紗子(愛知・至学館高)
矢野恵利佳(至学館大)
入江ななみ(福岡・小倉商高)
斎藤ほのか(東京・安部学院高)
桜井友香(東京・安部学院高)
平田幸子(法大)
前原愛(関西大職)
佐藤亜子(大東大)
大川彩美(大阪・堺女子高)
増田奈千(大阪・堺女子高)
池亀優希(自衛隊)
宮原優(JOCアカデミー/東京・安部学院高)=ユース五輪46kg級優勝
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五輪2連覇、世界選手権8連覇、アジア大会3連覇の吉田沙保里(ALSOK=右写真)の独壇場が続くか。ここ数年、何度も挑んできた松川知華子(ジャパンビバレッジ)が、どう闘うか。10月のサンキスト・オープン(米国)で優勝しており、勢いはある。
59kg級で昨年の世界選手権に出場した山名慧(アイシン・エィ・ダブリュ)がこの階級に出場する。両者の闘いに割って入れるか。
若手では、世界ジュニア選手権3位の村田夏南子(JOCアカデミー=東京・安部学院高)、全国高校女子選手権優勝の坂上嘉津季(愛知・至学館高)らの奮闘が期待される。
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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)
《2009年優勝&世界選手権代表選手》
①吉田沙保里(ALSOK)=世界選手権優勝、アジア大会優勝
②松川知華子(ジャパンビバレッジ)=アジア選手権2位、ゴールデンGP3位
③新井千明(早大)=全日本学生選手権優勝
③坂上嘉津季(愛知・至学館高)
山名慧(アイシン・エィ・ダブリュ)=2009年世界選手権59kg級出場、ゴールデンGP59kg級3位
浜田千穂(東京・日本工大駒場高)=クリッパン女子国際大会2位
吉田理乃(至学館大)
高橋春花(郡山女子短大)
望月芙早乃(東京・安部学院高)
坂野結衣(東京・安部学院高)
木下茜(法大)
村田夏南子(JOCアカデミー/東京・安部学院高)=世界ジュニア選手権3位
永石美智(長崎・島原高)
小黒真愛(早大)
寺尾唯(日体大)
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9月の世界選手権で銅メダルを取った正田絢子(京都・網野高教=右写真)に、全日本選抜選手権優勝の島田佳代子(自衛隊)が挑む。同選手権では、本戦で島田が正田に勝ちながら、プレーオフで敗れて世界選手権の出場を逃した。その悔しさを晴らせるか。
全日本選抜選手権3位で7月にゴールデンGP決勝大会出場の機会を得た斎藤貴子(自衛隊)、全日本学生選手権優勝の佐藤文香(至学館大)、世界学生選手権2位の伊藤友梨香(環太平洋大)らの上位進出はあるか。
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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)
《2009年優勝&世界選手権代表選手》
正田絢子(京都・網野高教)=世界選手権3位
①島田佳代子(自衛隊)=サンキスト・オープン優勝
③斎藤貴子(自衛隊)=クリッパン国際大会2位
③伊藤友莉香(環太平洋大)=アジア選手権3位、世界学生選手権2位
佐藤文香(至学館大)=全日本学生選手権優勝
鈴木紅夏(群馬・太田市商高)
伊藤彩香(愛知・至学館高)
栄希和(愛知・至学館高)
隈部千尋(環太平洋大)
津田香耶(環太平洋大)
早見なつみ(福岡・小倉商業高)
加藤優希(東京・安部学院高)
岡谷恵利(法大)
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9月の世界選手権で北京五輪以来の世界一を奪還した伊調馨(ALSOK=右写真)が実力を発揮するか。2008・09年世界選手権優勝の西牧未央(至学館大大学院)は体調不良で不出場なので、元世界チャンピオンの山本聖子(スポーツビズ)が対抗となるだろう。復帰宣言して2年近くが経ち、今度はどう闘うか。
全日本選抜選手権3位の工藤佳代子(自衛隊)は7月のゴールデンGP決勝大会、9月のスポーツ・アコード・コンバット・ゲームズの国際大会出場を経て10月のサンキスト・オープンで優勝と力をつけた。その経験を生かすことができるか。若手では世界ジュニア選手権出場の渡利璃穏(至学館大)に台頭が期待される。
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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)
《2009年優勝&世界選手権代表選手》
①伊調馨(ALSOK)=世界選手権優勝
②山本聖子(スポーツビズ)=ヤリギン国際大会優勝、アジア選手権3位
③工藤佳代子(自衛隊)=サンキスト・オープン優勝
高橋海里奈(早大)=全日本学生選手権優勝、世界学生選手権3位
渡利璃穏(至学館大)
吉井瑞江(群馬・富岡実業高)
上原榛奈(群馬・前橋西高)
石岩優菜(群馬・西邑楽高)
平野翔子(東海大)
赤坂美里(国際武道大)
佐藤喜歌(静岡・焼津水産高)
歌田圭純(東洋大)
渡部沙織(日体大)
世界選手権代表の新海真美が72kg級へ出場するため、前年チャンピオン不在となった階級だが、2009年に世界選手権5位になっている井上佳子(至学館大)が一歩リードか。5月のアジア選手権で女子唯一の金メダルを取った飯島千晶(日大)がどう挑むか。全日本学生選手権72kg級で優勝した増尾優華(至学館大)が優勝争いにからめるか。
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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)
②飯島千晶(日大)=アジア選手権優勝、世界ジュニア選手権3位
③橋本千紘(東京・安部学院高)
井上佳子(至学館大)=2009年世界選手権5位、アジア選手権72kg級3位
増尾優華(至学館大)
土性沙羅(愛知・至学館高)
興梠麻衣香(環太平洋大)
吉元清香(環太平洋大)
梶本千晶(関大)
髙村愛(大阪・堺女子高)
宇野杏奈(日体大)
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9月の世界選手権と11月のアジア大会で銅メダルを取った浜口京子(ジャパンビバレッジ=右写真)のが城に、67kg級世界選手権代表の新海真美(アイシン・エィ・ダブリュ)が挑む。72kg級で2009年オーストリア・オープン優勝などの実績を持つ新海。どう挑むか。なお、浜口が優勝すれば14度目の優勝となり、男子の最多優勝記録保持者の森山泰年(1982-95年、グレコローマン82・90kg級)と並ぶ。
全日本選抜選手権2位の鈴木博恵(立命館大OG)、同3位で世界ジュニア選手権出場の立光志織(王子自動車学校)が浜口のが城を崩せるか。
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◎エントリー選手(マル数字は5月の全日本選抜選手権の順位。年度ないない成績はすべて今年の大会)
《2009年優勝&世界選手権代表選手》
①浜口京子(ジャパンビバレッジ)=世界選手権3位、アジア大会3位
②鈴木博恵(立命館大OG)=スポーツ・アコード・コンバット・ゲームズ2位、世界学生選手権2位
③立光志織(王子自動車学校)
新海真美(アイシン・エィ・ダブリュ)=世界選手権67kg級5位、ゴールデンGP67kg級2位
吉水麻蓉(群馬・富岡実業高)
阿部梨乃(東京・安部学院高)
新井明恵(法大)