※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2010年世界選手権代表をかけたプレーオフ。第3ピリオド、金久保(青)はこん身の力を振り絞ってリフトを狙ったが、持ち上げられずに無念の敗北。(撮影=矢吹建夫) |
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=両者の対戦成績=
《2010年》
【5月:世界選手権代表決定PO】鶴巻宰(自衛隊)○[2-1(2-0,0-1,3-0)]●金久保武大(マイスポーツハウス)
【5月:全日本選抜選手権】 金久保武大(マイスポーツハウス)○[2-1(1-0,0-1,3-0)]●鶴巻宰(自衛隊)
《2009年》
【6月:世界選手権代表決定PO】 鶴巻宰(自衛隊)○[2-0(4-0,3-0)]●金久保武大(日体大大学院)
【6月:全日本選抜選手権】 金久保武大(日体大大学院)○[2-1(4-1,0-2,1-0)]●鶴巻宰(自衛隊)
【2月:ニコラ・ペトロフ国際大会】鶴巻宰(自衛隊)○[2-1(0-1,1-0,1-0)]金久保武大(日体大)
《2008年》
【12月:全日本選手権】鶴巻宰(自衛隊)○[2-1(3-3L,3-0,1L-1)]●金久保武大(日体大)
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鶴巻宰(つるまき・つかさ)=自衛隊
1984年5月19日、山形県生まれ、26歳。山形・米沢工高~国士大卒。高校時代の2002年に全国高校生グレコローマン選手権と国体で優勝し、全日本選手権4位へ。国士大へ進み、2003年は全日本大学グレコローマン選手権の1年生王者へ。2004年は2階級にまたがって学生二冠(全日本学生選手権、全日本大学グレコ選手権)を制し、全日本選手権で優勝。
2005年にアジア選手権3位、ユニバーシアード3位など国際舞台で結果を出し、20007年に世界選手権に初出場。しかし2008年北京五輪は出場できず。2009年は世界選手権に出場して北京五輪王者を破るも、上位入賞はならず。2010年はアジア大会2位。181cm。
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金久保武大(かなくぼ・たけひろ)
=マイスポーツハウス
1986年7月1日、神奈川県生まれ、24歳。東京・東海大付高輪台高~日体大卒。高校時代は柔道の選手。2年生の2006年東日本学生春季新人戦で2位となり、翌2007年全日本学生選手権で3位と力を伸ばした。2008年の全日本学生選手権で優勝し、同年の全日本選手権に初出場して2位へ。
2009年の全日本選抜選手権で優勝したものの、プレーオフに敗れて世界選手権出場を逃す。同年の後半は、チームの事情で大会出場ができなかったが、2010年の全日本選抜選手権で優勝。またしてもプレーオフで敗れた。その後、日本代表の鶴巻が負傷で世界選手権を辞退したため、繰上げ出場し、5位入賞。174cm。
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